顎関節症(がくかんせつしょう)とは、「口が大きく開かない」「口を大きく開くと耳の前あたりの顎の関節に痛みを感じる」 「口を開ける時、音がする」などを主な症状とする病気ですが、関連して頻繁に起こる頭痛、慢性の肩こり、目の奥の痛み、背中の痛みなども起こる事があります。
要因として考えられるのは、主に噛み合わせのズレ、本来の顎の動きに適応しない咬み合わせ、強い歯ぎしり、ストレスなどが考えられます。
上記症状との関連で下記のような症状も同時並行でおきることもあります。
* 睡眠障害により眠れない
* 抑うつ傾向になる
* 注意力・集中力の低下がおきる
* 毎日疲れた状態が続く疲労感
* 何もしたくないというような行動意欲の低下
上記のような全身的な身体症状や※不定愁訴と顎関節症の関係については現在でもたくさんの研究が行われています。
(※不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状があるが、検査をしても原因となる病気が見つからない状態のことをさす言葉)
原因は1つだけとは限りませんし、いくつかの原因が重なっている事が多いのですが、よしむら歯科医院ではそれらの原因を見つけ出し、原因を取り除く噛み合わせの治療により、上記の症状が改善されたケースが多数あります。
よしむら歯科医院では上記顎関節症治療の診断をする歯科用下顎運動測定器:K−7エバリュエーションシステムEXを導入しております!
顎関節や咬合に問題のある方の検査には効果的なK−7エバリュエーションシステムEXを導入しております。
客観的データの裏付けにより、かみ合わせをしながら一口腔単位の治療を行っています。 検査や治療内容に関してはご予約の上、ご相談してください。
ご注意:顎関節症は、精神的な要素(ストレスや不安など)が深く関係している場合も多く、必ずしも、咬合の治療だけで症状が改善するとは限りません。
また、顎関節自体が変性しているときは、症状の緩和が見られないこともありますし、他の疾患から、顎関節症に似た症状が発生しているケースもあります。
顎関節症治療は上記のようにあらゆる可能性を想定して、診断、治療をしていかなければならないことをご理解いだけると思います。
自分もそうかもしれないと心当たりのある方は、よしむら歯科医院へお気軽にご来院・ご相談ください。